2008年05月10日

極端な未来

極端な未来』という本を読んでます。




IGF(Institute for Global Futures)という会社の人が書いたそうです。この会社は文字通り、
未来のことを考えている機関で、例えば、10年後や20年後にどんな世の中になっているのかを考えて、
政府や企業にアドバイスしているそうです。


現アメリカ政府はもちろん、トヨタなどともコネクションがあるようです。グローバル企業にとって、目先、今四半期の利益は元より、
世界的な競争に打ち勝つため、10年、20年やもっと長い期間でものごとを考え、戦略を練ることはとても重要だと思います。


例えば最近高値更新が相次いでる原油。これなんて、あと数十年で枯渇すると言われ続けています。
中国やインドはじめ新興国が成長を続けるなら、なお更、減るスピードは速くなることでしょう。
代替エネルギーとかでバイオエタノールなんてキーワードも聞くようになってきました。例えば、トヨタはそんな環境をどう考えて、
これからどうしていくつもりなのでしょう?また、現在の覇権国アメリカはどうするつもりなのでしょう?


そんな疑問に対処すべく、活躍している会社のようです。


 


最初は石油絡みに興味があって、手にしましたが、読んでみると面白い!


素人的には5章のトンデモ科学なんて最高です。
テレポーテーションやどこでもドアに繋がりそうなことが実現するなんてちょっとワクワクしませんか?
今でも光子のテレポーテーションは量子力学的に実験できてます。いつか巨大な分子や人間や品物が瞬時に移動できるようになるかも。。なんて、
そうなったら、通信販売はとっても便利でしょうねぇ。スーパーがあるのか分かりませんが、瞬時に自宅配送してくれます。。。


他にも物質の自己組織化を利用して、原始的な素材をつっこむと自動的に組みあがるような製品なんてのもありました。今はトンデモ…
ですが、ほんとに50年や100年後でも夢物語なのかは怪しいもんです。今から100年前を考えて見ましょう。。
今後100年したらどうなるでしょう??


今後100年は生きていれないかもしれませんが、
この本の中では10年以内に健康で100歳まで生きれるようになると断言されています。
医療の分野はナノテクノロジーの分野などとも合わさりますが、ものすごい可能性を秘めていると書かれています。
現在はせいぜい研究機関でロボットスーツの研究が行われている程度(筑波大学など)ですが、それらの発展系は人体への組み込み。


そういえば、北京オリンピックで義足のランナーの出場は認められませんでしたが、将来、
人間の手足よりも高性能な義手義足が開発されたとしたらどうでしょう?手足だけでなく、
暗視や望遠機能が備わった義眼に交換する手術が手軽に行えるとしたら??
現在でもレーザーで目玉に切れ目を入れて視力を回復するレーシックはかなり浸透してきました。。始めは抵抗感があるでしょうが、
効果や安全性が実証されて認知されれば、健康でありながら、敢えて、
自らの四肢を切断して人口的な手足を手に入れるなんてことを選択する人も出てくるかもしれません。コンタクトレンズを入れるように、
望遠+動画記録機能付き義眼…。


臓器といえば、最も大事なのは脳みそですが、その中で、記憶についても自由に操作できるようになる可能性があると述べられています。
例えば、『王子様になって世界を救った』みたいな人口的な記憶が販売されるかもしれません。辛い人生の記憶を緩和するため、
カウンセリングの延長としての医療行為の選択肢の一つとなるかもしれません。


また、錠剤を飲めば、特定の言語を習得できるようになったり、
素晴らしい記憶力を手にいれたりすることができるようになる可能性についても言及されています。ドラえもんの『翻訳こんにゃく』や
『暗記パン』が実現されるわけです。これらも夢物語ではなく、我々の世代が現役でいる間に一部でも実現される可能性が高いそうです。確かに、
ナノマシンの研究は始まっていますし、DDSの研究も盛ん。脳みその働きについても、今後、急激急速に解明が進むに違いありません。


学校に行かなくても、メモリに新しいデータを追記するような感覚で、全日本史500ドル。世界史は1000ドル。
地理は南北アメリカ大陸がセットで500ドル。欧州は600ドル、、全世界セットは1000ドル!
みたいな人工記憶が販売されるかもしれません。学校のテストのために必死こいて勉強する必要もありません。
英単語も辞書を丸々一瞬で記憶できちゃいます。


大学全入時代とか言われてるけど、そういう未来が現実になったら、教育はどーなってるんでしょう?


また、本文に登場するネット上の自分専属エージェントはIQが500もあります。人間は200で大天才ってのに、500って…


いつだかNHKの特集で、人工知能がどんどん賢くなっていって、人よりも賢くなって、更にそれが拡大して、、たとえば、
歴代のノーベル賞受賞者が生きていたとして、そんな賢い人たち何百人かで賢人会をつくり、
その賢人会が1万年かかってやっと結論が出せるような難しい問題を、1秒で解ける知能があったら…みたいな問題提起がありました。


本文中にも、そのような人工知能の暴走がマトリクスみたいな世界を引き起こすことはあり得ないことではないという指摘がありました。


 


ほんとの未来はやはり想像を越えるものなのでしょう。これまで人間がしてきたように、
これからも急激にいろんなことを成し遂げるのだと思います。できれば、幸せな未来であって欲しいものです。。


 


ちなみに、100歳まで健康で生きれる人がゴロゴロ居る世の中になったとしたら、ただでさえ人口爆発が叫ばれてるのに、
今の地球ではたくさんの人を支え続けることはできなくなるに違いありません。大体、エネルギーを例えば、全部風力や太陽光で賄ったとしても、
今まで燃やして消えてしまった資源は戻りません。我々が日々見につける衣服はほとんど石油だし、自然繊維を使うには限度があり、
合成繊維に石油でないものが使えたとしても、やはり無尽蔵ではありません。


どーすんだ??


やっぱ月や火星を目指していくんですけど、火星のテラフォーミングはやっぱり1000年かかるってな記述でした。。
エネルギー問題がある程度解決されたとしても、食料や生活に必要なものの材料をどうするのか・・・
明確な結論を予感させるような記述はありませんでした。。ほんとどうするんだろう?


2050年頃。。エネルギーや水の問題はある程度カタが付いてると思います。医療技術についても、かなり期待できますが、
今の我々が思いもしない問題が持ち上がってるかもしれません。


希望もあれば、心配もある。。


いろんなことを考えさせてくれる本です。


 


とりあえず、みかづき120歳論はかなり現実的なものになりそうだと実感できました。


暗記パンの登場はちょっとショックですが、翻訳コンニャクがあるなら是非たべて、英語と中国語くらいはしゃべれるようになりたいです。
もしかして、そうなったら、廃れてしまった『エスペラント語』が世界標準言語に復活してるかもしれませんね。
記憶力や言語能力が向上できるのであれば、『女神さまっ!』
でベルダンディーやらが使う1文字で1000バイトくらいの情報を表現できる複雑な言語を人間が操れるようになってるかもしれません。


肉体改造や長寿はエルフ族やドワーフ族のような人族の亜種をほんとうに生み出すかもしれません。
人の声や動作に反応して小規模な自然現象を引き起こすことも可能になってるはずで、そんな暁には、それは現在で言うところの『魔法』と同じ。


まぁ、そんなことが実現しなくとも、脳みそに電極を差して、実体験として夢を見れる装置ができたら、同じことができそうですね。
そんな世界では、物理法則を書き換えて、身体能力を強化することも可能。人間は100メートルの高さから落ちてもしなないし、
地面を削り取るほどの衝撃を生み出すことも可能。もちろん、山がふっとぶほどの衝撃を食らっても、鍛えた人間なら耐えしのげる…
なんてことになれば、リアルドラゴンボールごっこができるかも。そこまでいかないとしても、VRの進歩で、
立体映像を生み出せる技術はほんとにすぐそこ。遊戯王で行われるデュエルさながらのリアルな戦いを家庭で楽しめる日も近いかもしれません。


 


こんなこと考えてると楽しくなってきますね。


本は経済・科学編と政治・社会編があるそうです。ここで書いたのは経済・科学編。


政治・社会についても10年20年後にどんな可能性があるのか非常に興味があるので、読んでみようと思います。


 


 


 


 


 

posted by みかづき at 17:08| ハノイ | Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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